4月21日に「第10回応氏杯世界選手権」の2回戦がネット対局で行われた。日本から5名が出場し、一力遼九段が16強戦へ進出を決めた。7月4日に中国上海で16強戦が行われる予定だ。なお、シード棋士の申真諝九段、謝科九段が合流する。
【2回戦の結果】※左側が勝者
一力遼(日)―屠曉宇(中)
彭立尭(中)―関航太郎(日)
元晟溱(韓)―井山裕太(日)
金眞輝(韓)―山下敬吾(日)
朴廷桓(韓)―上野愛咲美(日)
丁浩(中)―許嘉陽(中)
柯潔(中)―卞相壹(韓)
王星昊(中)―金恩持(韓)
劉宇航(中)―楊鼎新(中)
廖元赫(中)―楊楷文(中)
李欽誠(中)―蕭正浩(台)
李軒豪(中)―盧奕銓(台)
申旻埈(韓)―黃明宇(中)
許皓鋐(台)―謝爾豪(中)
白番の一力九段が中盤まで一進一退の形勢を保ち、一瞬の隙を突いて突き放す内容となった。応氏杯は4年に1度行われる棋戦。前回大会では、一力九段はベスト4入りを果たしている。今回は前回以上の活躍が期待される。
手厚い収束
【実戦譜:攻めで流れを掴む(一力遼九段―△屠曉宇八段)】
黒が実利を先行している戦況で、白1以下と中央の黒を攻めたのが好判断。最終的に、黒の大石を仕留め切り、2回戦突破を果たした。