3月7日付けで日本棋院と関西棋院で行われる「対局時の休憩時間変更」の告知がなされた。今回の変更は2022年4月1日以降に適応されるという。以下が変更内容の概略だ。
対局開始は10時
持ち時間3時間以下:休憩なし
持ち時間3時間超える:13時~13時半の1回のみ
対局時の外出は禁止※1日2局以上ある場合、対局の合間に外出可
各対局者の持ち時間内で、休憩スペースでの飲食および休憩可
対局開始前に飲食料品の持ち込み可
対局中に外出した場合の罰則は検討中(3月中結論)
日本棋院と関西棋院の共通ルールとなり、対局の不平等が解消されるかもしれない。ただ、休憩時間を短縮されたことにより、体力面で若手有利になる可能性があり、棋士は技術だけでなく体力強化が求められる。
今後、持ち時間に「休憩時間を含む」形になり得そうだ。従来は、休憩時間に縛られ、リズムが崩れた場合が少なからずあったはず。合理的に考えれば、対局者自身が「持ち時間をルールの範囲内で自由に使えること」は正しい判断かもしれない。