ブラジル囲碁界の実情
若い世代の普及が課題
ブラジル・サンパウロ市では、1989年に岩本薫九段が海外の囲碁普及のため「ブラジル日本棋院」を設立。現在では、ブラジル選手権やリーグ戦などの活動に加え、コロナ下に対応するため、オンラインイベントも行われているようだ。しかし、有識者の話によれば、日本碁界と同じ問題を抱えているという。
かつて、日系人のファンが多く活発であったものの、現在はブラジル日本棋院の会員のほとんどが、70、80代の戦後日本から移住した高齢者である。非日系のブラジル人も金曜日から日曜日を中心に訪れるものの、高齢化の波は止まらない。
そこで、ブラジル囲碁界では、イベントの開催や市立学校の教員向けの囲碁講座を開くなど、女性や若手層の普及に力を入れつつ、指導者の育成にも力を注いでいる。囲碁を次世代に伝えるため、試行錯誤が続いているという。
ブラジルでは、2019年7月に囲碁の指導と普及を目的とした「JICA海外協力隊員」の派遣が始まり、現在は2022年3月から8月の任期終了後の隊員募集が行われている。活動内容は、囲碁の指導やリーグ戦の運営、広報活動など多岐に渡る。(募集締切は5月20日~6月30日でこちら、活動内容などこちら)
ブラジル日本棋院の未来は、若手層への普及と後継者の育成に懸かっていると、有識者は語る。ブラジルの普及活動に興味ある方は、ぜひ応募してみてはどうだろうか。




